寝かし付け講座 4ヶ月ベビーちゃん
コウノトリケアクラスでの、寝かし付け講座では、
普段の抱っこ、
寝かし付けの抱っこ、
お出かけの時の抱っこ、
床に置いている時、
遊んでいる時、
寝ている時、
それぞれの環境と、その時の姿勢をママと一緒に振り返りながら、
どんな時には、赤ちゃんは楽そうか?
どうしたら、ママは楽か?
それによって、
赤ちゃんの身体に負担になっている部分はないか?
実際に身体に触れて、動きや筋肉の強張りの左右差を見付けていきます。
最初の抱っこ、
ここから、観察とアセスメントが始まります。
寝かし付けの抱っこです。
よく見かける姿かと思います。
ただ、ママも赤ちゃんにも力が入っている印象を受けます。
泣き出すと反り返ってしまう んですよね。とママ。
普段は家事や、上のお子さんの送迎があり、対面式の抱っこ紐をよく使っているそうです。
お悩みは、日中の眠りについて。
眠りが短時間で起きてしまい、眠り足りずに、その後も愚図るため、日中はほぼ抱っこ。
ママは忙しい生き物ですからね。
出来るだけ短時間で寝かし付けられ、その後も寝ていてほしい。
確かに!
では、また赤ちゃんを見てみますよ。
床に置いている時の姿勢はどうでしょう?
胸の前で手を合わせて可愛いですね。
上手に指しゃぶりもしていました。
右側を向いているのは、カメラの方を向いてくれたのか?
向きぐせか?
「右向きぐせがあるんですよ、この子」←ママ
足はどうでしょう?
足首の動きや股関節の動きをみながら、触っていきます。
赤ちゃんがこの動きにOKを出してくれています。
(泣き出したり、嫌がる時には違うアプローチを選択します。)
右の股関節の動きが硬いのが、ママにも感じられました。
うなじの隙間を埋めるように、首枕をいれてみました。
ママ→ そう言えば、首の下に腕があるときはよく寝てるかも!
この赤ちゃん
右向きぐせがあり、右方向への寝返りは出来るけど、左はまだ。
だんだん左へも半身捻れるようにはなってきた。
腹ばい遊びも好き。
ただ、自分で腹ばい→仰向けに戻れず。
では、どんな感じかしら?
右の肘が引けています。
左に比べると前に出しにくいのかなぁ?
腕、肩の動きはどうでしょう? 右の脇の下辺りの筋肉が硬く太く触れました。 「あっ、ホントだぁ!」←ママ 首や背中、お尻の硬さはないかしら? 「両方とも首かたい、右の方がかたい」 「背中もここかたい、右の方が太い」
ママも触れながらしっかり、赤ちゃんを感じています。
この身体の今起きている特徴から、寝返りの左右差が出ている理由が分かりました。
力が抜けると、だらぁ~と、気持ちいい、顔をしてくれます。
じゃどうして、この筋肉の強張りや、左右差が出来たのかなぁ??
そこで、最初に質問した、普段の生活が関係して来そうですよね。
抱っこもちょっとの工夫と、ママの意識で、こんなに変わりました。
4ヶ月ちゃん。訴えが細やか!
座ってないで、立ってよー。
立ったまんまじゃなく、揺れてよー。
すんなりと目を閉じ眠りに入りました。
ママも、この抱っこの方が私も楽。と。
ここからが、そう簡単にはいきません。
立ってる状態から、座った状態へ、
出来るだけ、その姿勢を保つよう、そーっと、、、
置くのが早かったぁ!
赤ちゃんの様子をみていると、
少しでも足が支えが緩んだ瞬間、ちがーう!と蹴り👣💨出す。
ここに赤ちゃんの訴えがありそうでしたが、、、
試行錯誤、この場では、ママの抱っこがいいよー って、ずっと訴えていました。
ここはもう、赤ちゃんファーストです。
そして、タイムアップ。
普段お使いの、抱っこ紐での赤ちゃんの姿勢を確認させてもらって、
股関節の角度と、頭の支えの調整の工夫をし、出来るだけ今起きていた、筋肉の強張りや左右差が生まれないように改善して終了しました。
寝かし付けは1日にしてならず!
寝かし付けまでは、普段よりも短時間になり、抱っこも楽にすんだ。
まずは、最初の一歩前進です。
昨日よりはまし!
を、ちょっとずつ繰り返し積み重ねながら、赤ちゃんの眠りをサポートしていきましょう。
寝付けない、眠りが浅い理由が、
身体の強張りから来ているとしたら、
そこを少しでも改善して、快適な寝付きが出来る様にお手伝いしていきます。
小樽マタニティー&べびぃケアsalon
助産師 高田知子
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